イトラコナゾールの料金と血小板減少などの副作用

カビなどの微生物は真菌に分類され、細菌のように感染症を引き起こします。真菌感染症の代表的な例は水虫やたむし、カンジダ症などがあげられます。これら真菌感染症の治療に用いられるのが抗真菌薬のイトラコナゾールです。このイトラコナゾールは多数の種類の真菌に対して強力な抗真菌作用を発揮します。ヒトの細胞は細胞膜に覆われていますが、真菌も同様に細胞膜に覆われています。ただし、ヒトの細胞膜がコレステロールで構成されているのに対し、真菌の場合はエルゴステロールと呼ばれる物質によって構成されています。この真菌の細胞膜を構成するエルゴステロールの作用を阻害するのがイトラコナゾールの効果です。この作用によって真菌に毒性を与え死滅させることができますが、ヒトの細胞にはなんら影響を与えることがありません。イトラコナゾールは爪や皮膚へ移行してそこに留まる作用があります。そのため爪の中にまで菌が入り込んで治療が難しい爪水虫などにも利用されます。健康保険の適用が認められている薬ですが料金は比較的高く、完治までに3か月ほどで3万円以上となります。料金を抑える方法としては海外からの個人輸入があり、料金を半額以下に抑えることもできますが、診察なしの服用はリスクも伴います。副作用としては、発疹や発熱などのアレルギー症状のほか、下痢や便秘、腹痛、吐き気などの胃腸障害、血液障害として血小板減少などがあります。血小板減少では出血時間の増加や紫斑が現れることがあります。その他にも視覚の障害や月経異常が起こることもあります。アレルギー障害や血小板減少などの血液障害の疑いの場合は使用を中止し医師の診察を受ける必要があります。また抗アレルギー薬や催眠鎮静薬などに飲み合わせ注意の薬が複数あるため十分に注意が必要です。